超音波検査

 超音波検査は特別な前処置を必要とせず、必要な時に直ちに行うことができます。検査の迅速性、簡便性は医療では大きな武器です。しかも非侵襲的で、患者さまに苦痛を与えません。放射線被ばくもないので、繰り返し検査による経過観察が可能です。ファーストチョイスとして最も有用な検査でしょう。適応範囲は広く、腹部(胆のう、肝臓、腎臓、膵臓、脾臓など)の診断はもちろん、心臓の形を見たり、実際の動きを観察し、カラードップラーにより血流情報まで得ることができます。

 画像の見え方は、才蔵の成分や密度、一つ一つの大きさを反映していますので、病理組織的な情報も得られる場合もあります。しかも、他のモダリティでは忌み嫌われているアーチファクトと呼ばれる虚像でさえも、診断の助けになってしまいます。骨や頭蓋骨内、肺を除いてはほぼ全身を検査することができる万能選手です。

 当クリニックでは、診察室に置くことにより聴診器感覚で腹部超音波検査を活用し、素早い対応のできる診察体制を整えております。

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